ヴィンテージChampion(チャンピオン)をタグで年代判別【Tシャツetc編】

      2016/12/07

本日の人気記事TOP5

古くはスポーツウェアブランド。そして今やアメカジ・ストリートを代表するブランドでもあるチャンピオン。

創業1919年ともうすぐ100周年を迎える同ブランドはその長い歴史の中で、様々な魅力あふれる商品を生み出してきました。そしてTシャツという1つのジャンルをとってしてもたくさんの種類が世に送り出されています。

今日は知るものはいないんじゃないかってぐらい有名な「チャンピオン」Tシャツの、タグから見る年代の見分け方をまとめました。

 

スポンサーリンク

 

チャンピオン、タグから見るTシャツの年代、見分け方

・年代はズレる可能性が有ります。

・画像は復刻タグを使用している場合があります。

・あくまで年代ごとのデザインを紹介しているのでご了承ください。

40年代以前

2016-12-07_22h13_48出典先サイト→「SixPacJoe」様

ヴィンテージチャンピオンを象徴するランナーが見慣れた左上でなく、特に古いものは中央に描かれています。そういったタグは40年代以前のものです。

 

 

40年代~「前期プリティランタグ」

2016-10-15_16h50_13出典先サイト→「JAM」様

そしてこの頃から左上にランナーが走っています。これはランナーズタグ(ランタグ)」と呼ばれ、今現在では実物はほぼ見ることはできなくなっています。またこれはプリティランタグ」とも呼ばれています(お持ちの方、羨ましいです・・・)

デカデカとしたタグなのでデカランタグとも呼ばれています。名称がいっぱいですね。

タグにはネーム欄とアドレス欄があります。

 

また、ネーム・アドレス欄が無く、洗濯する際の注意文だけが乗っているものもあります。

それはコレ以前の時代のものと思われます。

 

 

40~50年代中頃まで「後期プリティランタグ」

2016-10-28_01h19_14出典先サイト→「Sunny Side Up」様

50年代中頃まで使われていたのが後期プリティランタグ。

40年代のと見た目変わらないですが、字体やランナーの色使いが違かったり、アドレス欄が無くなっています。

 

 

50年代中頃~60年代初期まで「小文字ランタグ」

dsc06767

そしてここからタグが小さくなります。小さくなるにつれてデザインも一新、ランナーは健在ですが、字体が小文字になっています。なので小文字ランタグとも呼ばれています。

ここら辺までのタグは古着屋さんでも見かけることは少なくなっています。

 

 

60年代初期~中期「大文字ランタグ前期」

2016-10-15_17h16_17出典先サイト→「Six Pac Joe」様

今度は字体が大文字になります。

名称はそのまま「大文字ランタグ」です

 

 

60年代中期~後期「大文字ランタグ後期」

2016-11-18_20h43_54出典先サイト→「Sunny Side Up」様

チャンピオンの文字が下段へ

この前後の時期のタグってロールしてないから下の方がファサファサになってることが多いですよね(笑)こう完璧な状態っていうのはあんまり見かけないです。

 

 

65年~67年まで「ランナーズ IN C」

dsc05855

そしてまたしもチャンピオンが上部へ。その際、ランナーが「C」の中にスッポリ。「ランナーズ IN C」と呼ばれています。

また以前まではローチェスターNYとタグに所在地が記名されていましたが、60年より会社の所在地か割り当てられるこのRN(レジスタード・アイデンティフィケーション・ナンバー)をタグに記載することが決定。

チャンピオンがRNマークをタグに記載したのは65年からです。

 

 

67~71年まで「プロダクツタグ」

2016-10-15_17h20_01出典先サイト→「Six Pac Joe」様

そしてとうとう67年、ランナーが引退します。ここからはタグがガラッと変わっていきます。

まず、社名が「CHAMPION KNIT WEAR CO INC」から、「CHAMPION PRODUCTS INC」へ変更となります。なのでこちらはプロダクツタグ」と呼ばれています。

ちなみに青字だけでなく、赤字のものも存在します。

 

 

71年「前期バータグ」

2016-10-15_17h44_42出典先サイト→長野県松本市 古着屋 「panagorias」様

ここから見慣れたチャンピオンマークが生まれます。

こちらはタグの中にバーが有る為、「バータグ」と呼ばれています。これはバーとサイズしかないので、バータグの中でも初期のものです。

 

 

70年代初期~73年「中期バータグ」

2016-10-15_17h25_27出典先サイト→「Six Pac Joe」様

小さい変更ですが素材表記が入ります。

バータグ中期。

 

 

73~82年「後期バータグ」

2016-10-15_17h27_36

バータグ後期。素材表記の下に「FOR CARE SEE REVERSE」

裏面も表記が大分細かくなっていたりこれをもってバータグは完成します。

 

 

82~80年代中期「前期トリコタグ」

dsc05859

バータグは82年より「トリコタグ」へと進化します。白・青・赤を使ってトリコロールだからトリコタグ。

dsc05860

「MADE IN USA – RN26092」がタグ裏面にくるのはトリコタグ前期

 

 

80年代中期~88年「後期トリコタグ」

2016-10-15_17h28_56

「MADE IN USA RN26092」表記がタグの表面に来るのが、トリコタグ後期です。

 

 

90年代初期「青タグ」

dsc06618

90年代からはプリントから刺繍タグに変わっていきます。ここから現行のタグに似てきていますね。「MADE IN U.S.A.」のオール青タグは生産時期も短いので割かし希少。

 

 

あとがき

dsc06767

タグだけでもこれだけの変化を遂げているわけですね。やはり歴史あるブランドにはそれだけ濃厚なバックボーンを感じ取れます。

また、これ以外にもチャンピオンにはリバースウィーブというスウェット界を激震した画期的な商品もあります。そのタグの見分け方も後日更新しようと思います。

追記
更新しました。↓

チャンピオン・リバースウィーブのタグで見る年代の見分け方

以上「ヴィンテージChampion(チャンピオン)をタグで年代判別【Tシャツetc編】」でした。

スポンサーリンク

 - Champion(チャンピオン), ★アメカジブランド