BIG SMITH(ビッグスミス)のタグで見る年代の見分け方
2017/02/21
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1916年創業。古着界では有名ですがあまり興味ない方からすれば聞いたことがないような「BIG SMITH(ビッグスミス)」。ワーカーの為の作業着を主に製造販売していました。後年ではウェスタンラインも発表し、確かな作りで人気を博していました。
そんなビッグスミスのタグで見る年代の見分け方をまとめました。
BIG SMITH(ビッグスミス)のタグで見る年代の見分け方
年代はズレる可能性があります。
20年代
NO IMAGEです。。。(画像募集中です。)
ブランド初期のタグは何ともオシャレな雰囲気のある、上品な字体のタグです。
横長のタグで左側に縦で「SBM CO」と入り、右側に横で「Big Smith」下段に「LOT SIZE」が入ります。
この時代の商品はあること自体が奇跡なのでまず見かけないとは思いますが知識としてあるといいと思います。
とにかくオシャレ。
30年代「白タグ前期」
出典先サイト→「Pigsty」様
中央から端にいくごとに「下」に向かって文字が大きくなる奥行きのある字体の刺繍白タグ。
上段には防縮加工を意味する「SANFORIZED」。下段には既に縮ませてあるという意味の「SHRUNK」。つまりこれ以上は縮まないよという意味があります。(厳密にはちょこっと縮みますが)
40年代「白タグ後期」
出典先サイト→「ILLMINATE」様
中央から端にいくごとに「上下」に文字が大きくなる字体のプリント白タグ。
トゲトゲしかった字体が40年代には角つくようになる。下段が「SHURUNK」表記と「SANFORIZED」表記がありますが前者の方が古いです。
また似たデザインで、タグ内に「REGULATION」と入るのは大戦モデルのタグです。(物資が規制されているという意味です。)
希少性はかなり高く市場でも結構な金額になっています。
50~60年代「黒タグ」他
出典先サイト→「archeologie」様
40年代の白タグをそのまま黒地にして金糸と赤糸の刺繍が入った黒タグ。上段には「UNION MADE」下段には「SANFORIZED」表記が入ります。
ビッグスミスのヴィンテージタグの中ではこのデザインが一番好きです。凄く格好良くないですか?
こちらの黒タグは外側に付くタイプのものでこちらは、
出典先サイト→「Pigsty」様
中に付くタグ。これも50年代の証です。
60~70年代
赤い枠で覆われた盾のようなマークの中にブランドロゴが入ります。また「BIG SMITH」の文字も細めで尖っています。
ブランドネームの下には創業年の「SINCE 1916」が入ります。(入らないものもあります。)
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
60年代のウエスタンライン「Buckaroo」タグ。
50年代にも見られるようですがここでは主に60年代とさせていただきます。
また、
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
このような中に付く三角タグは60~70年代です。
70~80年代
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
デザインは60年代と同じですが、文字が太く寸胴になるのが特徴です。また、上段には「UNION MADE」、下段には「SANFORIZED」表記が復活します。(どちらも入らないものもあります。)
また、
出典先サイト→「Pigsty」様
黒地に黄色いプリントのこちらは70年代に使われるタグです。
80年代「紺タグ」
出典先サイト→「JAM」様
タグの特徴としては白地だった部分が全て紺色になります。
あとがき
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
昔はそこまで注目されるブランドではなかったんですが、現在では「USA」物が全体的に希少になってきていますのでこういった昔は陽の目を浴びてなかったブランドが注目されて、逆にそれが格好良いとされてきていますね。
かくいう僕もこのいなたさが凄いいいなぁなんて思っています。
以上「BIG SMITH(ビッグスミス)のタグで見る年代の見分け方」でした。