LACOSTE(ラコステ)のタグで見る年代の見分け方
2017/02/01
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【注意】こちらの記事では「IZOD(アイゾッド)」ラインの年代はまとめていません。
1933年創業という古い歴史を持つ「LACOSTE(ラコステ)」。元プロテニス選手のルネ・ラコステ氏によって立ち上げられたブランドはあのワニのマークが付いた鹿の子のポロシャツが現在でも変わらぬ人気を誇っています。
当時のテニスウェアは運動に適したものではなかったそうです。その状況を塗り替えたのがラコステのポロシャツ。以来、テニスウェアだけでなくオフシーンにも使えるファッションブランドとしての地位を確立しています。
そんなラコステのタグで見る年代の見分け方をまとめました。
LACOSTE(ラコステ)のタグで見る年代の見分け方
年代はズレる可能性があります。
60年代後期~70年代前期
出典先サイト→「ILLMINATE」様
大きいタグが付くこちらは60年代後期から70年代前期。
「CHEMISE LACOSTE」が1行で書かれ、その下にワニ、その下に「MADE IN FRANCE」「MODELE DEPOSE」と入る。
サイズタグは別で上部に付く。
70年代前期
出典先サイト→「ILLMINATE」様
横長のタグに変更となります。
最下段にあった「MODELE DEPOSE」の文字も消え、下段の枠には「MADE IN FRANCE」だけが赤字で残る。
サイズタグは別でタグの下に付きます。
70年代前期~中期
出典先サイト→「ILLMINATE」様
「MADE IN FRANCE」が上段に移動する。
サイズタグは別で下に付きます。
70年代中期
出典先サイト→「ILLMINATE」様
前のタグとデザインはほとんど変わりませんが、「®(レジスター)」マークがワニの右上に付くようになる。サイズタグは別で下に付きます。
他には上部の枠に「CHEMISE LACOSTE」と®マークが入るパターンのものもある。その場合は下の枠にワニのみ。
また「MADE IN FRANCE」が入らないものもたまに見かけます。
70代年後期~80年代中期
出典先サイト→「ILLMINATE」様
上段の枠が2つにわかれ、このタグからサイズ表記がブランドタグに入るようになります。
画像は®(レジスター)マークが赤いですが、®マークが黒の場合もあります。
諸説ありますが赤の®マークのが古いです。
80年代後期
出典先サイト→「JAM」様
横長だったタグが正方形に近くなる。
また古いものは画像のように上段枠が2つに分かれていますが、次の90年代のタグとの中間期には上段が1つの枠になり、サイズ表記のみとなる。つまり「MADE IN FRANCE」表記がブランドタグ内に付くのはこのタグが最後となります。
90年代~
出典先サイト→「ILLMINATE」様
これが最終期のフララコタグ。別のタグにフランス表記。
現在も使われるシンプルなタグになります。
そして90年代にフランス製ラコステは輸入終了となります。
その後2013年に輸入再開となっています。
あとがき
出典先サイト→「ILLMINATE」様
フランス製のラコステ(「フララコ」と呼ばれています。)は他国生産とは形が違います。フランスの方が細身で着丈も長くシルエットがとてもキレイなんですね。そんな所もフランス製にファンが多い理由だと思います。
ちなみに「IZOD(アイゾッド)」ラインはまた別でまとめますね。
追記
更新しました。↓
以上「LACOSTE(ラコステ)のタグで見る年代の見分け方」でした。