FIVE BROTHER(ファイブブラザー)タグで見る年代判別

      2020/04/24

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1890年ニューヨークにて創業。ロシアの移民であるMorris Fineが彼の5人の子供達からとって「FIVE BROTHER(ファイブブラザー)」として立ち上げたのが始まりです。創業から120年以上も経つ老舗ブランドですが、古着界でも馴染み深く古着屋さんにて今でもかなり見かけます。

そんなファイブブラザーのタグで見る年代の見分け方をまとめました。

 

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FIVE BROTHER(ファイブブラザー)のタグで見る年代の見分け方

年代はズレる可能性があります。

40年代

2016-11-07_23h18_19出典先サイト→「Pigsty」様

見たことがある方は少ないのではないでしょうか。40年代頃の黒タグです。黒地に赤と緑の刺繍でこの時代は「5」BROTHERと表記されます。他には「UNION MADE」や「アイテム名」又は「SANFORIZED」とはいります。かなり希少な存在です。

 

50年代「WPLナンバー入り」

dsc06571

刺繍タイプとプリントタイプのタグに変わり、表記も全て大文字表記だったのが「5」Brotherと小文字で表記されるようになります。

また、この時代から「WPL番号」が表記されるようになります。WPLとは「FTC」がWool Products Labeling Act(毛織製品の表示に関する法令)の対象となる毛織製造会社に交付した番号のことでこれは1941年から1959年まで発行されていた番号になります。

なのでWPL番号が付いたものは59年以前のものという判断が出来ます。

また前年代にあった「SANFORIZED」表記は無くなります。

 

60年代「森タグ表記少なめ」

 

NO IMAGE…(画像募集中です)

この時代から森林などのフィールドをデザインしたプリントタグに変わります。

「UNION MADE」「⑤ Brother」そして「SANFORIZED」表記が復活する、森林の絵がインパクト大ですが表記は少なめなタグ。

 

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60~70年代「森タグ表記多め、RNナンバー入り」

2016-11-07_22h42_12出典先サイト→「JAM」様

同じデザインで表記が多いタイプのこちらは60~70年代のタグ。

注目すべきは見づらいですがこちらにはWPL番号ではなく、「RN番号」が上段左に付きます。(左下に表記される物もあります)

RN番号はWPL番号よりも後に出てきたもので59年にWPLとRNが一本化されRN番号で統一されます。(一本化された時の番号はRN13670)

(読者様から頂いた画像です)

なのでRN番号が付いたタグは60年代以降のものと判断できます。(細かい年代も判断できますがそれはまたの機会に。)

 

70~80年代

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この時代から古着屋さんでもよく見かけるデザインの青と茶色タグに変わります。RN番号等の表記は無くなり、代わりに「MADE IN USA」と「®(レジスター)マーク」が付くようになります。

三角(またはリボン)タグの他に四角タグバーションもあります。

たくさんのブランドが復刻モデルをこのタグで出していますが、内側の品質表示タグにてヴィンテージか現行モデルかの区別はつきます。

 

90年代

2016-11-07_23h24_12

90年代になるとオレンジと緑色タグになり、「MADE IN USA」の表記も無くなります。

 

あとがき

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ヴィンテージと現行品では質がかなり違うんです。やはりヴィンテージの方が着心地も良く、70~80年代頃のデッドストックもあまり見かけなくなったのでデッドとまではいかずとも状態の良いものを見つけられたら是非ともゲットしたいですね。

 

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