ナバホ族が得意とするスタンプワークのそれぞれの意味を解説する【インディアンジュエリー】
2017/04/06
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アメリカ南西部の先住民族の「NAVAJO(ナバホ)族」。
ナバホ族はアリゾナ州北東部からニューメキシコ州のフォー・コーナーズ沙漠地帯までに、自治権を保有した民族として、アメリカでは最大の保留地を持っています。
ナバホ族は民芸品として俗にいうインディアンジュエリーを製造しており、日本では一番親しみがある民族ではないでしょうか?
このインディアンジュエリーは民族ごとに特徴が良く出ており、ジュエリーに初めてシルバー(銀)を使用したことで知られるナバホ族は、シルバーにタガネを用いて模様を付けるスタンピングのいわゆる「スタンプワーク」を得意とする民族であります。
今回はナバホ族におけるスタンプワークのそれぞれの意味を解説してみようと思います。
【ナバホ族】スタンプワークのそれぞれの意味を解説
アロー
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
「守護」を意味します。
クロスアロー
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
二本の矢が重なるのは「友情」を意味します。
アローヘッド
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
矢の先端だけが刻印されているのは「注意力」を意味します。
イーグルフェザー
「チーフ、首領」の意味を持つ。これが入るという物は地位の高い人が付けていた証。
太陽の光
太陽の光線が線上に刻印される。
「継続力」を意味します。
太陽刻印
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
太陽そのものが刻印されるのは「幸福」を意味します。
フェンス
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
ギザギザの半円(反対にもスタンプして円状になるものも)スタンプ。
「幸福を守る」という意味があります。
メディスンマンの目
「賢さ、注意深さ」を意味します。
馬
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
「旅」を意味します。
スネーク
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
「知恵」を意味します。
ヘビのアゴ刻印
ガラガラヘビのアゴ部分が刻印されているのは「強さ」を象徴しています。
サボテン
「砂漠」の意味。
サンダーバード
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
全能な空と超自然界の支配者であり神秘的なスピリットの象徴とされています。
インディアンの神話では雷鳴を呼び、その目からは稲妻が走ると言われる伝説上の巨鳥で幸福を運ぶ鳥といわれています。
「無限の幸福」という意味。
卍刻印
こちらは少し説明が長くなります。
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
卍マークは「スワスティカ」と呼ばれ、これは四つの「L」が合わさった模様なのです。
それぞれ「LIFE・LIGHT・LOVE・(GOOD)LUCK」の意味が込められ、「幸運のお守り」とされていました。
20~40年代まで見られた刻印ですが、以降では全く見られなくなります。これには世界的な背景が絡んでおり、第2次次世界大戦以降、ナチスがハーケンクロイツ(逆卍)を使用したことによりナチのシンボルとしてのイメージが世界中で広まり、これにより卍を使用してはいけないこととなってしまったためなのです。なのでこのマークが入るジュエリーは40年代以前・・・ということになります。
あとがき
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
どうでしたでしょうか?
一つ一つの意味を理解すると更に身に着ける際に気持ちが高揚しますし、また意味に沿って欲しい物を探すのも良いですね。
今回はナバホ族でしたがまだ他にも有名な民族はいるので別記事でポストしますね。
ヴィンテージに役立つ本等のおすすめ記事はこちらです。
以上「ナバホ族が得意とするスタンプワークのそれぞれの意味を解説する【インディアンジュエリー】」でした。