adidas(アディダス)のタグで見る年代の見分け方【服編】
2017/05/17
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兄のルドルフ、弟のアドルフが共に運営していたダスラー兄弟商会が二人の仲違いによって分裂、そして弟のアドルフが当時の愛称をもじって1948年に設立したのが「adidas(アディダス)」です。(ちなみに兄のルドルフは後にPUMA(プーマ)を設立。)
それ以来、スポーツメーカーとして実に様々な名品を生み出していきます。現在では多種多様なブランドとコラボレーションしたり、ファッション要素としての分野でも有名となっています。
そんなアディダスのタグで見る年代の見分け方・服編を今回はまとめています。
adidas(アディダス)のタグで見る年代の見分け方【服編】
実際の登場年数は多少ずれる可能性があります
60年代からの説明となります。
60年代~71年 「®(レジスター)マーク有り、無し」
まだ現在のアディダスらしさが見えないタグデザインですがヴィンテージ好きなら反応してしまうデザインですね。この時代は西ドイツ製やオーストリア製が多いです。
また、タグではないですが60年代の中でも、
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
この「地球儀」または「ワールドマーク」の刺繍が入っているモデルは特に生産期間が短く、かなり希少なモデルで市場でも非常に高額で取引されています。
72年~80年代 「トレフォイルロゴ前期」「青タグ」
出典先サイト→「JAM」様
72年にトレフォイルロゴ(葉のマーク)が初登場します。以降このマークの形状によって年代の見極めが出来ます。画像はちょっと擦れて見づらいですが初登場時は葉が一枚一枚はっきりと離れる形で独立したうえで横にラインが入ります。
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
このように「ATP」と表記が入るものも80年代のものです。
出典先サイト→「JAM」様
「ventex」社製のこちらのデザインも70年代のアディダス。(一部60年代にも見られます)青タグです。
また70年代の製品はフランス製やルーマニア製が多いです。(ventexタグは他にも種類があります。)
80年代 「トレフォイルロゴ後期」
ロゴの葉がくっつくようになる。また上から3本目のラインのみ1本線になる。
出典先サイト→「Boundary243」様
シンプルなものもトレフォイルを見ればわかります。
出典先サイト→「JAM」様
人気の「CLUB adidas」ロゴのタグやプリントが入るものも80年代のもの。
80年代後半~90年 「万国旗タグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
各国のサイズ表記が付くタグのデザインに変更となります。トレフォイルが付くものと付かないものがあります。
また、トレフォイルマークが横のラインは全てくっつくデザインに変わります。
91年~ 「パフォーマンスロゴ」
3本ラインで山を描くようなデザインの現在も親しみのあるデザインに変わります。(画像は現行モデル)
また90年代になるとヨーロッパ規格の生産ラインは縮小していき、アジア生産が主流になっていきます。
もちろんトレフォイルのロゴもあります。
現行タグ
現行タグ達です。これ以外にもございます。
あとがき
レアモデルとなると別ですが60年代ものでも古着屋さんでしたら比較的見かけやすいのでこれで見比べてみるのも面白いかもしれません。
今回は服編でしたがアディダスの名品「スタンスミス」の年代を見分ける方法をこちらでまとめました↓
もし「レアモデルが欲しい!!」というのであれば、国内では見つけづらいので、世界に目を向ければ手に入るかもしれませんよ。そんな時は世界規模のオークションサイト「sekaimon(セカイモン)」が便利です。↓
以上「adidas(アディダス)のタグで見る年代の見分け方【服編】」でした。