古着でよく聞く「パキ綿」って一体どういう意味なの?
2017/05/22
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パキ綿とは
今回は古着でよく耳にする「パキ綿」とは一体どんな意味なのか解説します。
言葉の由来
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
パキスタン製のコットンを100%使用している物を略して「パキ綿」と呼びます。
見られる年代
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
70年代から80年代に見られます。(復刻物はこの限りではないです。)
どんなアイテムに?
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
主に「バンT」と呼ばれる当時のバンドTシャツに使われます。
時代背景
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
当時のフェスやミュージックイベント等で売られていたオフィシャルのTシャツ等はブース内でしか手に入りませんでしたが、入場できなかった人や中で購入できなかった人がそれでもバンドアイテムが欲しい人へ、会場外で販売することを目的とした質が悪いコピー品を作り売りつけていた物が、パキスタン製コットンで作られた「パキ綿のバンT」なのです。
特徴としては生地は非常に薄くまたよく伸び粗悪です。また、プリントもペンキプリントのような厚みのあるべったりとしたデザインで当時のオフィシャルには無いパキ綿独特の風合いがあります。
このような事から約40年を経過してヴィンテージとなったパキ綿は逆に希少価値を帯びてしまい、市場では高額で取引されています。なんとも面白い現象ですね。
更に言えば当時のオフィシャルのコピー品を現代でコピーした言葉は悪いですが「偽物の偽物」が出てたりします。
特徴
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
綿の品質が極度に悪いです。
織り方が均一でないのでTシャツの形がねじれていたり丈が詰まっています。
先ほども言いましたがプリントがペンキのようにべったりとした感じで塗られ、オフィシャルのデザインよりも派手な物が多いのも特徴です。
備考
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
ヴィンテージを模したコピー品が出回っていますが、質感やペイントが明らかに違います。(中にはスーパーコピーと言われる精巧にできたものもありますが。)
あとがき
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
パキ綿とはいわゆるコピー品に付く物ということでしたが、それすらも何十年と時が経てば価値を帯びていくというのはヴィンテージならではのとても面白い特徴ですね。
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以上「古着でよく聞く「パキ綿」って一体どういう意味なの?」でした。