Carhartt(カーハート)のタグで見る年代の見分け方
2017/05/17
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1889年創業の「Carhartt(カーハート)」。1920年代に自身のブランドの代名詞とも言えるブラウンのダック地のアイテムを作りだし、その頑強さから瞬く間にワーカー達の御用達ブランドへと成長しました。そしてそれは120年以上経った今でもほとんどその形を変えておらず、今なお老若男女問わずアメカジファンに親しまれています。
そんなカーハートの主にタグで見る年代の見分け方をまとめました。
Carhartt(カーハート)のタグで見る年代の見分け方
年代はズレる可能性があります。
30~40年代「初期ハートタグ」
出典先サイト→
「gRASS」様 TEL:075-211-5147 アドレス:grass200912@oasis.ocn.ne.jp
ヴィンテージカーハートを代表する鉄道とハートマークが印象的なハートタグ。
この後もハートタグは続きますが、この年代は赤色の単色タグで、下部の「SANFORIZED」がブロック体です。
40~50年代「中期ハートタグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
デザインは前年代と同じですが、「Carhartt」が青字になるのと、下部の「SANFORIZED」が斜体になります。
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
このように「Carhartt」が大きく斜めに入るタイプのものもある。こちらも40~50年代のタグ。
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
使われるボタンもハート形刻印のオリジナルボタンを使用しています。
NO IMAGEです。。。(画像募集中です。)
デザインは似ていますが、列車というより先端がとがった新幹線のような表記が入るタグはカナダ製に付く40~50年代のタグです。
60年代「後期ハートタグ」・「合併タグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
この時代までハートタグが使われるが、刺繍からプリントタグが主流に変わり、デザインも上部に「ALL COTTON」と®(レジスター)マーク。下部にRNナンバーが入る。
出典先サイト→「archeologie」様
珍しいですが、ワークブランドの「ヘッドライト」と「フィンクス」がカーハートに合併された時のタグ。
60~70年代「Cマークタグ」「プリントタグ」
出典先サイト→「GALAXY」様
ガラッとデザインチェンジがあり、「Carhartt」がおおきい「C」マークに入るものへ。
出典先サイト→「Pigsty」様
ボタンも同じデザインの刻印に変わる。
出典先サイト→「Pigsty」様
またこちらは61年から使われるタグ。ギリシャ神話に登場するヤギの角がモチーフで「コーンナコピアC」と呼ばれる。現在も使われているデザインで、この時代はプリントタグ。
出典先サイト→「Pigsty」様
サイズ表記のみだったり何も表記されない無地表記タグもあります。
出典先サイト→「JACK CLOTHING SUPPLY」様
この時代まで刻印は違いますが、丸みのあるスナップボタンを多用しています。
出典先サイト→「JACK CLOTHING SUPPLY」様
ポケット部分まで覆うように2枚の生地が貼られ、この年代までリベットが赤茶色です。
またジップは「TALON」ZIPを使用しています。
80年代「織りタグ」・「100周年モデルタグ」
この年代からタグの素材が変わり、薄いコットン地からナイロンが混ざったような素材になります。(プリントタグでなく織りタグになる。)
100周年モデル。創業年と当時の年、そして「100 YEARS」が入ります。これはタグにもボタンにも表記されます。
出典先サイト→「Pigsty」様
また横の品質表示タグに「星マーク」と「CRAFTED WITH PRIDE」と入るのは80~90年代です。
出典先サイト→「JAM」様
またこの年代からボタンはボタンホールに入れるタイプが主流になります。
出典先サイト→「JAM」様
ポケット下からの当て布になり、ジップも「YKK」ZIPに変わります。リベットも金色に。
あとがき
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
2014年には125周年モデルも発表し、更に勢いに乗っているカーハート。デザイナーズブランド等とコラボレーションも果たし、これからより一層アメリカのワークブランドを盛り上げていくんでしょうね。
以上「Carhartt(カーハート)のタグで見る年代の見分け方」でした。