KELTY(ケルティー)のタグで見る年代の見分け方
2017/02/17
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1952年、南カリフォルニアにて創業の「KELTY(ケルティー)」。
後にバックパックの概念を生み出すディック・ケルティ氏によってブランドの歴史は始まります。
自身が熱狂的なアウトドアマンということで自分が納得できるギア作りを借金をして始めますが、ケルティ氏の革新的なアイディアによりウエストベルトや背部のテンションのディテールを生み出し、更にはアルミフレームを組み合わせた強度や機能性を兼ね備えた現在のバックパックの基礎を完成させます。
始めこそ生産数も少なく、ここまでの物を作り出しても軌道にはすぐに乗れませんでしたが、通信販売に乗り出したところこれが東海岸の若者に大注目され一躍ケルティの名は有名となります。
アウトドアマン達から火が付くのではなく、若者から火が付いたのが意外ですね。その後もケルティ氏の生み出すアイディアは革新的で、その機能性の高さにアウトドア界からも熱い視線を受けその市場を一気に広げていきます。
また、69年に開催された自由と平和を掲げた世界的に有名なカルチャーとして有名なウッドストックコンサート時に集まった若者たちが使用していたのもこのケルティであり、若者たちのカルチャーとプロクライマー達双方から大人気を博し今のケルティーが出来上がっていきました。
今回はそんなケルティーの年代を見分ける方法をまとめました。
KELTY(ケルティ)のタグで見る年代の見分け方
年代はズレる可能性が有ります。
50~60年代
出典先サイト→「archeologie」様
現在でも使用される三角形状のタグで、初期は山の描写がリアルでブランドネームも「KALTY Pack」表記です。
70年代
出典先サイト→「ILLMINATE」様
現行品でも似たデザインのタグがありますがこちらは70年代のタグ。一番違うのは中央の山の描写でヴィンテージは山頂部に雪が積もりますが、現行品はそれを包む線が入ります。
「KELTY」の文字がブロック体に変わります。
また下部には「SUN VALLEY CALIFORNIA U.S.A.」入り。
出典先サイト→「archeologie」様
所有者名が書ける部分のみが入るシンプルな三角タグ。
出典先サイト→「Pigsty」様
マウンテンパーカー等衣類製造も行っておりそれら洋服に付くタグです。
出典先サイト→「archeologie」様
また、当時は「C&C」ジップが良く使用されています。
80年代
出典先サイト→「MIXED BAG」様
少し見づらいですが黄色地のタグに斜めの線が入り山を模したデザインの黄タグです。
00年代
出典先サイト→「JAM」様
現在は他国生産も行っています。
60周年記念タグ
タグ内に「1952~2012」と創業年から60年経過した表記が入るタグが付く記念モデルもあります。
あとがき
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
今回はケルティブランドのご紹介でしたが、他にもバッグで有名なブランドがあります。
アウトドア プロダクツのタグで見る年代の見分け方【OUTDOOR PRODUCTS】
合わせてご覧ください。
以上「KELTY(ケルティー)のタグで見る年代の見分け方」でした。