【RED WING】レッドウイング・アイリッシュセッター年代別の見分け方(品番875、8875タグ編)
2017/04/19
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アメカジ・ヴィンテージ好きなら誰もが一度は通るであろうブーツブランド「RED WING(レッドウイング)」。こちらもブランドの歴史としては100年をゆうに超えるビッグブランドなわけですが、そんな長い歩みを経て僕たちの足元を彩り、守ってくれているブーツ達ももちろんヴィンテージは存在します。
しかし長い歴史の中で数多くの名作を生み出してきたレッドウイングですから、一度に全ての品番の見分け方はご紹介できないので、今回はブランドの顔とも言える「875、8875 アイリッシュセッター」のタグから見る年代の見分け方をまとめたいと思います。
冬でも夏でもブーツでしょ!!
アイリッシュセッター(875,8875)のタグから見る年代の見分け方
アイリッシュセッター875は50年代中頃に誕生します。(8875は後に生まれます。)
そこからまとめていきます。
~注意点~
875・8875の記事ですが年代ごとの紹介なので画像は他モデルを使用している場合があります。
50年代中頃~60年代前半 「刺繍スクエア犬タグ」
出典先サイト→50年代製 刺繍犬タグ製RED WINGブーツ「soi501のブログ」様
刺繍で入ったスクエア(四角)型の犬タグ。
これが875モデル初めての記念すべき犬タグです。
60~70年代前半 「U.S.A.表記無しスクエア犬タグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
刺繍からプリントに変わる。また原産国表示なども無く、いたってシンプルな表記です。(まだ海外販売を行っていなかった為。)
ちなみにこのタグで復刻されたものもあるが、そちらはこのタグと別にサイズ表記などが載った白い現行タグが内側に付きます。それが付くものはこの年代のものではないので注意が必要です。
70年代前半~80年 「MADE IN AMERICA表記スクエア犬タグ」
出典サイト→ヴィンテージスニーカー専門店「オールドスニーカーズ」様
中央列「Irish Setter Sport Boot」表記の「Boot」部分の下に「MADE IN AMERICA」と入ります。
U.S.A.ではなくなぜわざわざAMERICA表記としてるのかは謎です。
81年~90年代前半 「旧スクエア犬タグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
そして81年から「MADE IN U.S.A.」と表記が変わります。このタグは後の時代にも似たタグで出てくるので混合しないように注意しましょう。
90~91年 「初期半円犬タグ」
出典先サイト→「micce vintage」様
スクエアから半円になった最初のタグ。タグ内が白みがかった半円の犬表記。
タグに「®(レジスター)」マークが入り、下部に「RED WING SHOE CO」やその上に「MADE IN U.S.A.」表記が入ります。
こちらは1年少々のみの生産でロット数も少なく希少です。
91年 「裏半円犬タグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
こちらも1年のみの生産。白みがかっていたタグの色が黄色くなりベロ裏にまだタグが付きます。
「RED WING SHOE CO」や「MADE IN U.S.A.」表記はまだ入ります。
92年 「表半円犬タグ」
出典先サイト→ヴィンテージスニーカー専門店「オールドスニーカーズ」様
タグがベロの裏から表に出ます。
この時代から「RED WING SHOE CO」表記が半円タグから消えます。
93年 「旧半円犬タグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
表記が一切無くなり、黄色がかったタグの色味が少し薄くなります。
93年中頃~96年 「半円犬タグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
薄くなっていた色が再度黄色がかるようになり、「MADE IN U.S.A.」表記も復活する。
これが半円犬タグとして最も多くつくられたモデル。
また94年頃までアンクルサイドに製造年や工場番号などが刻印される。それ以降はベロに品番や製造年が入るようになります。
96~97年 「犬刻印」
出典先サイト→ヴィンテージスニーカー専門店「オールドスニーカーズ」様
875が登場当初から大分カラーリングが変わっており(赤茶)、それを元の色に戻そう!という動きからフルモデルチェンジをした。そしてのこのサイドの刻印。
しかし日本ではあまり人気は出ず、販売されたロット数も少なく、今では逆にそれがレアになって人気が出ています。
96年~ 「表スクエア犬タグ」
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
ここからスクエアタグに戻ります。復活した当初のタグ位置はベロの表側に付きます。
以前との違いは、タグの中央右側「Boot」表記の下にあった「MADE IN U.S.A.」表記が右上に来るようになっています。
~875が875、8875へと分かれる~
そしてこの時代から875モデルが分岐します。
今までのオロラセット(6インチ丈)は8875に。
オロイジナルアイリッシュセッター(6インチ丈)が誕生してそれが875へ。
それぞれ分かれました。
97~99年前半 「裏スクエア犬タグ」
96年表犬タグと全く同じデザインだが、タグがベロの裏側に付くようになる。
そして作りは同じだがアイリッシュセッターが「クラシックワーク」とモデル名を変えます。(ですがこの名前は結局定着せず、アイリッシュセッターと今も呼ばれることがほとんどです。)
98~2000年頃 「縦刺繍羽タグ」
出典先サイト→ヴィンテージスニーカー専門店「オールドスニーカーズ」様
以前に比べるとだいぶシンプルなデザインになります。
刺繍の羽タグですが、この時代はタグが横向きで縦に縫い付けられます。
99年中頃~03前半 「刺繍羽タグ」
今も古着屋さんで多く見られるデザイン。オールドの紺タグとデザインがよく似ています。
またブーツの履き口に付いていたタグはベロ(タン)の裏に付きます。
03中頃~ 「現行タグ」
下のタグ画像は品番875,8875モデルではありません。
タグはより縦長になり、品番や製造日、各国のサイズ表記が細かくまとめて入ようになります。
このタグ時代の初期は日本のサイズ(cm)表記はありません。
日本サイズが入るようになると更に最近のモデルということになります。
またこのタグで細かい年代の見分け方も可能で、画像の右下の数字列が年代となります。画像なら「02/12」とあるので2012年の2月に製造されたことがわかります。
備考 ~復刻モデルの見分け方~
出典先サイト→レッドウィング9875-別冊「☆21世紀幸せ節約ネット生活」様
復刻で犬タグが付いた物もあるが復刻版は現行タグも付くのでそれで判別できます。
最後に
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
アメリカ特有の雑さがあり、余ったタグを翌年に使ったりもしていたようなので時代は多少前後いたします。
しかしレッドウイングはタグを凄く頻繁に変えていることがわかりますね。
ブランドイメージがころころ変わってしまいそうなので僕ならあまり頻繁に変えたくないと思ってしまいそうですが、そこはさすがはレッドウイング。チャレンジ精神が前のめりなんでしょうね。(全然違う意味もあるでしょうが。)
またレッドウイングはもちろんのこと、僕が特にお勧めしたいブーツブランドをこちらでまとめましたので良ければ合わせてご覧ください。↓
ヴィンテージによく合うオススメなアメカジブーツブランドまとめ(ホワイツ・チペワ・レッドウィング等)
そしてレッドウイングのレアモデルも入荷する、50万点以上の在庫量を誇る古着通販サイトのベクトルパークさんがお買い物をするのにお勧めなのでこちらでまとめました。合わせてご覧ください。↓
常時50万点以上の圧倒的な商品量!古着通販サイトのベクトルパークが使いやすすぎておすすめ【VECTOR park】
今回はアイリッシュセッターのみの年代の見分け方だったので別のモデルもどんどんまとめていきたいと思います。更新しましたらツイッターでお知らせしますので下のボタンでフォローお願いします。
更新しました。
レッドウイングタグでの年代判別はこちら↓
ブーツに付く「PT」タグの意味と年代判別はこちら↓
レッドウイングのブーツにある「PT」って表記は何なの?年代の見分け方も解説します【RED WING】
以上、「【RED WING】レッドウイング・アイリッシュセッター年代別の見分け方(品番875、8875タグ編)」でした。