アメリカのヴィンテージアロハシャツ年代の見分け方【時代ごとの形や特徴】
2017/05/14
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アロハな季節がやってきましたね。
夏はやっぱり見た目も機能的にも涼しいアロハシャツが欲しくなります。
古着屋さんでもこれから多く見かけることになるでしょうが、せっかく見るならこれはどんな年代の物かを判別できた方が楽しいと思います。
また、リサイクルショップ等でも年代判別方法を知っていると掘り出し物を見つけられるかもしれませんし。
そんなわけで今回はアロハシャツの形状や特徴で年代を見分ける方法をご紹介したします。
アメリカのヴィンテージアロハシャツ年代の見分け方
ご覧いただく際の注意点
・年代はズレる可能性が有ります。
・各年代ごとに「見られやすい特徴」なので全てがこちらに当てはまるわけではありません。
50年代
タグ
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
ブランドタグが刺繍で、四方を囲うように縫われる。(三角タグも見られます)
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
他には襟元からステッチが伸びてタグの横と下を通って縫われる物も見られます。
えり
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
襟は短めで「袋とじ」(裏地を縫い合わせ裏返す技法 その為、表からは縫い目が見えない)
襟の形はスクエア状でとがり気味。
ボタン
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
ボタンが竹や貝、ココナッツを使用した物が多い。
60年代
タグ
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
この年代も刺繍で四角、三角タグが見られます。
えり
出典先サイト→「Pigsty」様
襟は「袋とじ」。
形はスクエア状で小さめです。
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
オープンカラーでトップボタン留めのホール(輪っか)が付く
胸ポケット
出典先サイト→「Cider」様
胸ポケットが内側に袋が付くタイプが見られます。
ボタン
出典先サイト→「Pigsty」様
50~60年代は「古銭ボタン」を使用しているのが多く見られます。
70年代
タグ
出典先サイト→「JAM」様
刺繍タグもありますが、70年代からは経費削減のあおりか刺繍ではなくプリントタグが見られるようになります。
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
タグは四方ではなく上辺だけ縫われる物が多く見られます。
えり
出典先サイト→「JAM」様
襟は大きいものが主流で、作りも袋とじでなくなり表から縫い目が見えるようになります。
胸ポケット
出典先サイト→「JAM」様
外側から生地をかぶせるタイプが多い。
備考~ポケットの「柄合わせ」について~
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
ポケットの柄合わせをしているアロハは高価な物が多い。というより市場価格が高いです。
というのもわざわざ同じ柄の部分を別の生地から切り取って貼っていますから手間もコストもかかっていることになりますので自然と希少価値が高くなるわけです。
なのでアロハシャツにこだわる人は柄合わせも気にする方が多いですね。
あとがき
出典先サイト→「Cider」様
アロハシャツの年代ごとに特徴の出る形状のお話でしたが、タグを見て年代を見分けれる場合もあります。
当サイトではブランド毎でタグによる年代判別が出来る記事をポストしていますので探してみてください。
例えば、アメカジのストア系ブランドもアロハシャツは昔から数多く作っているので、タグと合わせてこの記事と見比べると更に細かく年代が分かるかもしれません。
以上「アメリカのヴィンテージアロハシャツ年代別の見分け方【時代ごとの形や特徴】」でした。