シエラデザインズのタグとその他で見る年代の見分け方【SIERRA DESIGNS】
2016/12/30
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1965年誕生。68年に発表されたアウトドアクロスとして有名な「60/40(ロクヨンクロス)」はアメリカの若者をあっという間に虜にし、そして世界中に知られることとなります。そして今なお愛されているのがあのマウンテンパーカです。
ちなみにロクヨンクロスというのは横糸にコットン、縦糸にナイロンを「60％：40％」という比率で編み込まれた生地のことを指します。コットンが湿気を吸収し、ナイロンが圧縮して、防水や防風機能を発揮。つまり乾燥時ではコットンが収縮し、適度に衣服の湿度を放出するという当時では全く新しい機能を備えた生地が出来上がったのです。
また、この配合によって独特な生地感が生まれ、使い込むことによって絶妙なアジが出るのも魅力の1つとされています。
今回はシエラデザインのタグとその他のディテールで見る年代の見分け方をまとめました。
SIERRA DESIGNS（シエラデザインズ）のタグとその他で見る年代の見分け方
年代にはズレやイレギュラーがある可能性があります。
初期タグ？
初期タグはこちらのデザインで「BERKERLEY, CALIFORNIA」と記載されています。（ここの表記でもある程度年代が見分けられます。）
ただ、こちらには 「POINT RICHMOND CALIF.」表記も存在しています。シエラデザインズはカリフォルニア州のポイントリッチモンドで創業されているのでもしその表記があればそのタグはかなり初期のタグと思われます。
70年代「7本木」タグ他
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
70年代からはタグに載っている木の本数で年代が見分けられます。
70年代は木が「7本」です。
また、この時代はタグの下部が「OAKLAND, CA, U.S.A.」表記に変わります。
このタグが付くものでボタンに刻印が無いものは70年代でも初期のものです。
80年代「8本木」タグ
80年代は木の本数が「8本」になる。下部がまだ「OAKLAND, CA, U.S.A.」表記。
字体が細いものもある。このようにデザインが違うものもありますが、木の本数は変わらないのでそれで判断できます。また、タグ下部の「OAKLAND, CA, U.S.A.」が「BERKELLEY, CA, U.S.A.」に変わる為、こちらの表記の方が70年代でも後期とされます。
ボタンに刻印有り。
88~89年「三角マークタグ」
わずか2年しか製造されていないレアモデルの三角マークタグ。かなり古い・・・というわけではないですが、そのロット数の少なさから市場価格は高めです。
ボタンもこの時代特有のオリジナルです。
90年代「3本木」タグ
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
木の本数が「3本」に激減。一説では森林破壊に抗議する意味があるとかないとか。
タグ下部の「BERKELLEY, CA, U.S.A.」は変わらず。
2000年代「黒タグ」
出典先サイト→「JAM」様
2000年代に付く黒タグ。
こちらには表記が無いですがこの時代からタグ下部の「BERKELLEY, CA, U.S.A.」表記が「ESTABLISHED 1965」表記に変更となる。
00後期～2010年代
ヴィンテージの復刻タグが使われる。
現行モデルにはタグ下部の記載が違うのと、日本サイズがタグに入るので見間違いに注意です。
また、内タグに代理店表記が入り明らかに新しいタグが付くのでヴィンテージとの判断は簡単。
あとがき
タグの一部分が変わるだけで年代が見分けられるのも（正確には細かい所も見たくなりますが笑）ヴィンテージの醍醐味ですね。もしあなたがシエラのマウンパを持っていたら年代を見比べてみてはいかがでしょうか？
また、他にもアウトドアブランドとして有名なグラミチの年代を見分ける方法もまとめましたのでご覧ください。↓
以上「シエラデザインズのタグとその他で見る年代の見分け方【SIERRA DESIGNS】」でした。