Patagonia(パタゴニア)のタグで見る年代の見分け方
2017/05/17
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アウトドアブランドとして確固たる地位を築いているPatagonia(パタゴニア)。始まりは創業者のイヴォン・シュイナード氏が1965年にシュイナード・イクイップメントをスタートさせたところから始まります。(厳密にいえば57年ですが。)
73年に衣類ブランドラインを「パタゴニア」と命名して歩みだしたのが僕たちに馴染み深いあのパタゴニアなわけです。ちなみにどの国の人にも発音しやすいからパタゴニアを選んだそうな。(アルゼンチンに実在するフィッツロイ山がモチーフで、その地名がパタゴニア。)なのでパタゴニアのヴィンテージは70年代から存在しています。
その年代の見分け方をタグから見てまとめました。
Patagonia(パタゴニア)のタグで見る年代の見分け方
70年代~80年代前期 「白デカタグ」
出典先サイト→「archeologie」様
現在のものと比べるとかなり大きく色も白いタグ。
そのため白タグと呼ばれ、ヴィンテージマニアの間では人気がある。しかし白タグは今や希少な存在。
Patagoniaの字体も大きく太く丸みがかる。
タグのカラーリングは2種類存在していて、空のラインの本数が増えたり山の形が微妙に変わったりはするが基本は同じです。
前出するのが空が夜のイメージのタグで、後出するのが上の画像にある朝焼けのようなカラーリングのタグです。
80年代前期~後期 「初期デカタグ」
出典先サイト→「archeologie」様
現在のパタゴニアのデザインに近くなる。(黒主体)
しかしタグは大きいためこのタグをシンプルに「デカタグ」と呼ぶ。
「g」のデザインが特徴的でPatagoniaの字体も太い。
これが、入るギアがカッコ良いのなんの。
80年代後期~94年 「®マーク入りタグ」
タグネームの右側に®(レジスター)マークが入るようになる。
ちなみに88年に日本にパタゴニアの支社が出来る。
92~94年 「雪無しタグ」
出典先サイト→「JAM」様
わずか2年の間しか製造されていない山の白いラインがなくなったいわゆる「雪無しタグ」。偽物対策らしいが真偽は不明。しかしその製造年数の少なさから希少価値が上がっている。
®マークも簡略化され、○のなかにドットがつく「⦿」のみ。Patagoniaの字体は太目。
94年 「現行タグ」
見慣れたタグへ。
字体は細くなり、®(レジスター)マークも⦿で表記されている。
備考
細かい年代の見分け方 内タグを見る
内タグとブランドタグを合わせてみるとさらに細かい年数がわかる。
例をあげるとこのタグの下の「FA99」という表記がご覧いただけるでしょうか。これは年数を意味していまして現行タグが付いていてFA99という表記ならFAは「Fall」つまり秋。「99」はそのまま99年を意味します。
他の例を出せば、例えば®マークタグにSP0という表記なら®マークタグは80年代後期から94年までの間のものなので、SPは春、0は90。つまり90年春につくられたものということがわかります。
この内タグは90年代以前のものには付いたりついていなかったりします。しかしさらに細かく判別できる方法として知っておくと良いでしょう。
復刻白デカタグ後期タイプ
復刻モデルで白タグの商品も出ています。
ですが内タグのデザインで最近のものかどうかは見極められます。
最近の商品にはこのような現行タグと白い内タグが付く。
また本物のヴィンテージと復刻物だと質感やサイズ感など雰囲気がまるで違うので、判別は簡単です。
あとがき
デカタグの存在感はやっぱりヴィンテージ好きの中では憧れの的ってやつですね。街中で見かけたら思わず目がいってしまいますもの。タグだけ取ってみてもこれだけ面白いんだからやっぱりヴィンテージって魅力的な世界だなぁと思います。
また、他にもアウトドアブランドとして有名なグラミチの年代を見分ける方法もまとめましたのでご覧ください。↓
以上「Patagonia(パタゴニア)のタグで見る年代の見分け方」でした。