VANS・VAN DORENバンズ・バンドーレンの年代見分け方
2018/09/13
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1966年アメリカ・カリフォルニア州にて創業。当時は完全受注生産体制を取っていた「VANS（バンズ）」。有名なオーセンティックのシューズは誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。70年代頃からスケーター達に好まれるようになり、80年代には大量生産がスタート。そして現在ではストリートシーンにはかかせないファッションアイコンとしての役割も担っている有名シューズブランドに発展しました。
現行モデルや最近の物は今回紹介しませんが、市場でも高額で取引されるヴィンテージのVANS（バンズ）を年代の特徴ごとに見分ける方法をまとめました。なかなか細かいのでわかりづらかったらスイマセン。
VANS・VAN DOREN（バンズ・バンドーレン）年代の見分け方
年代は多少ズレる可能性があります。
また、画像は復刻モデルなど使用している場合があります。
66～70年代初期「VAN」「VAN DOREN」の特徴
最初期は「VAN」と「VAN DOREN」のモデルがそれぞれ独立しています。
ヒールパッチが「VAN」もしくは「VAN DOREN Made in USA」表記
NO IMAGEです。。。（画像募集中です）
最初期のヒールパッチはVANSではなく「VAN」表記。
またバンドーレンモデルには「VAN DOREN」表記のパッチが付く。このパッチには下部に「Made in U.S.A.」表記も入る。
パッチと同じようにインソールが「VAN」もしくは「VAN DOREN」表記
NO IMAGEです。。。（画像募集中です）
「VAN」モデルのインソール。下部に「QUALITY」と入ります。
「VAN DOREN」モデルのインソール
またインソールにはかかと部分に革が張ってあり、そこにブランドネームが表記される。
スリットソール仕様
NO IMAGEです。。。（画像募集中です）
バンズと言えばワッフルソールが有名ですが、初期は青い平らなソールに細い線が横に入ったスリットソールを使用しています。
また最初期モデルにはサイドの「ピスネームタグ」はまだ付きません。
70年代初期～中期「VAN DOREN」の特徴
この時期はVANが「VANS」表記に変わり、「VAN DOREN」ラインと合体します。
ヒールパッチが「VAN DOREN Made in U.S.A.」表記
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
「VAN DOREN」の下に「Made in U.S.A.」表記のパッチタグが付く。
サイドのピスネームが青文字、®（レジスター）マーク無し
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
サイドにピスネームタグが付くようになる。
登場当初は青字で®マークも無い。
インソールに革張り、®（レジスター）マーク無し
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
革に「VANS MADE IN U.S.A.」表記。
また気を付けなければいけないのは、
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
似たインソールモデルで「®マーク」が入っているものは80後期～90年代製の復刻物です。間違えないようにしましょう。
ひし型のワッフルソールに変わる
出典先サイト→「JACK CLOTHING SUPPLY」様
この時代からスリットソールが徐々に消えていき、今現在も使われるひし形のワッフルソールが使われるようになります。
76～70年代後期モデルの特徴
76年にVAN DORENから「OFF THE WALL T.M.」ラインに変わります。
ヒールパッチが赤の「OFF THE WALL T.M.マーク Made in U.S.A.」
出典先サイト→「ILLMINATE」様
左上にT.M.（商標申請中）表記が入る赤い「OFF THE WALL」パッチが登場する。
右下には「MADE IN U.S.A.」の文字も。
復刻にもありますが、この真っ赤なパッチが目立って恰好良い。
サイドのピスネームタグは青文字、®マーク無し
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
®マークの入らない青字のピスネームタグ。
インソールは革張りで®マーク無し
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
「VANS MADE IN U.S.A.」表記は変わらず。
70年代後期～80年代前期モデルの特徴
この時代から大量生産が始まる。
ヒールパッチが赤の「OFF THE WALL T.M.マーク Made in U.S.A.」
出典先サイト→「ILLMINATE」様
80年代前期までこのT.M.赤パッチが付く。
サイドのピスネームタグに®マークが入る
青字で®マーク入り。
インソールにはまだ®マークは入らない
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
インソールにはまだ®マークは入らない。
80年代後期～90年代モデルの特徴
ロゴデザイン等が大幅にモデルチェンジされます。
ヒールパッチが太字の「VANS MADE IN U.S.A.」表記
出典先サイト→ヴィンテージスニーカー専門店「オールドスニーカーズ」様
太字で大きく「VANS」と入る特徴的なパッチ。
下部にはしっかり「MADE IN U.S.A.」と入る。
また他にも、
出典先サイト→「ILLMINATE」様
「OFF THE WALL ®マーク Made in U.S.A.」パッチもあります。
以前は左上がT.M.表記でしたが「®マーク」表記へ変わります。これには白パッチも、画像のように赤パッチも存在します。
80年代のインソールは革張りの無地
出典先サイト→「Pigsty」様
80年代後期はインソールに文字が入らないです。
90年代のインソールにはボックスロゴにはみ出るように「VANS」、右下に「Made in U.S.A.」と入る
出典先サイト→「Pigsty」様
革は無くなりふかふかのインソールに変わり、プリントは現行モデルとよく似たデザインに。
右下に「Made in U.S.A.」と入るのは90年代後期まで。
サイドのピスネームタグは黒字になる
サイドのピスネームタグは現行と同じデザインの黒字に®マークが付いた物になります。
90年代後期になると・・・
出典先サイト→「JACK CLOTHING SUPPLY」様
そして90年代後期になると中国生産に切り替わっていき、「MADE IN U.S.A.」の表記もパッチ、インソールから徐々に消えていきます。
またヒールパッチも、
「MADE IN U.S.A.」表記が消えます。
備考 ～現行、復刻モデルの違い～
赤ヒールパッチの復刻物も出ていますがそういったモデルには「TM」マークや「MADE IN U.S.A.」の文字が入りません。
あとがき
お疲れ様です。
年代を追っていくと時代の流れが見えてきて非常に面白いですね。インソールやヒールパッチ、ピスネーム等で大体は見分けられますが、イレギュラーもあったり特別なモデルだとこの限りではないので基本的な見方として捉えて下さいね。
しかし紹介させていただいた画像にもありますが、あの真っ赤なヒールパッチがいかにもヴィンテージって感じで僕は大好きです。コンバースは三つ星、一つ星モデルがネイビーのヒールパッチですが同じものを感じます。こういうちっちゃい所がね、たまんないわけです。
バンズは今までに様々なコラボや別注モデルが出ており、そちらでも年代を見分けられるような記事をまとめようと思いますので更新しましたらツイッターでお知らせしますね。良かったら下のボタンでフォローお願いします。
～追記～
更新しました。↓
以上「VANS・VAN DORENバンズ・バンドーレンの年代見分け方」でした。
