USAアウターの象徴エディバウアーの年代をタグで判別する方法【EDDIE BAUER】
2017/04/19
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アメリカで初めてダウンを用いたジャケットを作ったことで知られるEDDIE BAUER(エディバウアー)。1920年アメリカシアトルにてその歴史は始まります。
日本ではそこまでですが、アメリカでのポピュラーなアウター、ダウンジャケットと言えば必ず返ってくるブランド名がこれです。
そんな知名度の高い理由は1936年にダウンを用いたダウンパーカを発表したことが理由で、それをきっかけに爆発的に知名度を上げたと言われています。以降カラコラムやスカイライナー等様々な名品を生み出していきます。
そんなエディバウアーのタグから見る年代の見分け方、今回はそのアウター編です。
EDDIE BAUER(エディバウアー)アウターの年代をタグで判別する方法
40年代 ミリタリー
出典先サイト→「Cider」様
その品質の高さからエディバウアーは軍の製品も手掛けていました。
ミルスペックにブランドネームがデカデカと入るのはかなり珍しい例でエディバウアーがどれだけ信頼されていたかがわかります。
このタグはミリタリーの製品に付きます。
これ以外のタグは情報が乏しく以降50年代からの紹介となります。
50年代初期 「雪タグ」
出典先サイト→「Pigsty」様
当時は「EDDIEが筆記体」で「BAUERがブロック体」で表記される。
タグのカラーリングは茶色で雪が降っているデザインのタグは50年代のタグ。
50年代中期~60年代初期 「日の出タグ Blizzard Proof」
出典先サイト→「GALAXY」様
復刻もされるヴィンテージエディバウアーを代表するデザインの日の出タグ。タグだけでも非常にカッコ良いですね。
登場初期はまだ「BAUER」表記のみで、その下に大きく「Blizzard Proof」と付く。
60年代 色々なタグが出てきます。
出典先サイト→「Pigsty」様
日の出タグのデザインがマイナーチェンジしています。
大きく書かれていた「Blizzard Proof」は上に細く入るようになり、®マークが入ります。
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
カラコラムラインのタグにはK2をイメージした山脈が刺繍される。
また、タグではないがこの当時のカラコラムには「C&C」ZIPが良く使われる。(70年代はYKK。)
60年代後期~80年代前期 「黒タグ前期」
黒地に金色の文字で刺繍が入る黒タグのデザインになる。
ヴィンテージのエディバウアーではこの黒タグがよく見られる。
タグの下には「EXPEDITION OUTFITTER ,SEATLE USA」表記。
出典先サイト→「Pigsty」様
また「PREMIUM QUALITY GOOSE DOWN」と付くものは、グースダウンを使った高級ライン。
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
カナダ表記のものもあります。
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
他には真っ白な生地にピラミッドの一部分だけ黄色くなった白タグも80年代に登場します。
80年代後期~90年代前期 「黒タグ後期」
前期とデザインは変わりませんが、下の表記が「OUTDOOR OUTFITTER ,SEATLE USA」表記に変わる。
また80年代から生産国が海外生産に切り替わっていき、香港や中国の名前が入るようになる。
備考
日の出タグのデザインを復刻したブランドも多数出ていて、中には近年ダブルネームとして出したナイジェルケーボンとのコラボ日の出タグなんかも出ています。これらはもちろんヴィンテージではありません。
あとがき
出典先サイト→「Pigsty」様
個人的にはスカイライナーのディテールがとても好きです。
あれだけでもエディバウアーの存在価値があるってぐらい名作だと思います。もちろん他のラインもいいんですけどね。
また、他にもアウトドアブランドとして有名なグラミチの年代を見分ける方法もまとめましたのでご覧ください。↓
以上「USAアウターの象徴エディバウアーの年代をタグで判別する方法【EDDIE BAUER】」でした。