レザーブランドのBrooks(ブルックス)をタグで見て年代判別
2017/05/23
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ミシガン州デトロイトで創業の「Brooks(ブルックス)」。当時は世界最大の自動車産業地として栄えていたため、この地で生まれたモーターサイクルブランドは多く、このブルックスはもちろん他にもレザーブランドで有名な「BUCO(ブーコ)」もデトロイトで生まれています。
ヴィンテージレザーブランドが好きな方はブーコは特別な存在と思いますが、このブルックスはこちらのブーコと一時期同じファクトリーで製造されていた知る人は知っているレザーブランドです。
ですが同じファクトリーで製造されていたので縫製等の作りはとても良いのですが、ブーコに比べるとレザーの質は見劣りします。しかもその中でもレザーランクはムラッ気があり、良いのもあれば悪いのもちらほらと・・・その分良い物に出会えた時の感動は凄いですが。
また、ブーコの名作「J-100」に似たモデルがブーコよりもかなり低価格で手に入るのも魅力の一つです。
Brooks(ブルックス)のタグを見て年代を見分ける方法
年代はズレる可能性が有ります。
60~70年代
タグ
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
同じデザインで刺繍タグもありますがこれによる年代の差は不明です。
ブルックスはこの黒地に金文字のタグが一番格好良いですね。
ボタン
出典先サイト→「KOKO-TEA」様
60年代以前のアイテムにはこちらのボタンが付いていることが多いです。
以降は「Brooks」刻印入りのボタン。
70年代
タグ
出典先サイト→「KOKO-TEA」様
ブロック体表記の黒タグに変わります。
下部の生産地表記は「DETROIT, MICHIGAN」。
ボタン
出典先サイト→「KOKO-TEA」様
ボタンはブランドネーム刻印が入るようになります。
80年代
タグ
出典先サイト→「KOKO-TEA」様
どのブランドでも似た現象が起こるんですが、世界を視野に入れ始めると生産地表記に「U.S.A.」の文字が入り始めます。(当たり前ですけども)
なのでこちら前期のタグによく似た類似タグですが、下部が「MADE IN U.S.A.」表記となっている為、80年代と見れます。
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
このような別注品も手掛けています。
備考~使用ジップについて~
出典先サイト→「KOKO-TEA」様
ジップは「C&C」か「TALON」を使用していることがほとんどです。
TALON(タロン)ジップであれば同じタグでも年代を見分けることが可能かもしれません。
タロンジップの年代判別はこちらから。↓
あとがき
始めにブーコよりかは低価格で手に入る~とお話ししましたが、近年ではこちらのブルックスも市場価格が高騰し始めています。多く出回るものでもないですしサイズの良い物で2~3万円前後は当たり前になっていますので今後も価値は上がるものと思われます。
他レザーブランドの年代判別方法はこちらからどうぞ。↓
以上「レザーブランドのBrooks(ブルックス)をタグで見て年代判別」でした。