BIG YANK(ビッグヤンク)のタグで見る年代の見分け方
2016/12/11
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1919年、シカゴにて創業の「BIG YANK(ビッグヤンク)」。古着界でもあまり見かけることは無く希少価値の高いものですが、創業当初から独自のデザイン等でたくさんの特許を取得しており(例えばワークデザインで有名な「ガチャポケ」もこのブランド発祥です。)、他のワークブランドとは一味違った展開の仕方をしていました。
希少価値も高いため、古着好きにも通が多いブランドでもあります。
そんなビッグヤンクのタグで見る年代の見分け方をまとめました。
BIG YANK(ビッグヤンク)のタグで見る年代の見分け方
年代は多少ずれる可能性があります。
30年代
NO IMAGEです。。。(画像募集中です。)
復刻モデルでもサンプリングされている30年代のひし形タグは横に細長く四角い枠が背景に並び、中央のひし形枠の中にブランドネームが入る初期のひし形タイプタグ。上部に「ARELIANCE PRODUCT」と入るものも。
ちなみに「BIG YANK FLYER」と入る30年代の復刻タグもあります。
これは30年代に見られるタグですが、内タグにはウェアハウスの表記が入ります。復刻モデルには内タグが付いて、復刻した会社の表記が入るのでオリジナルか復刻かの判別はそちらで出来ます。
また黒地に灰色字でブランドロゴが入るタグデザインも30年代です。
40年代
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
ここから見なれたデザインのタグになります。後期の物と大きく違うのは刺繍の荒さと「DE LUXE」の文字。この文字が入っているものは古いです。(入らないタグもあります。)
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
一番最初に紹介したタグの黒バージョン。こちらも「DE LUXE」の文字が。40年代以前に見られるタグです。
40~50年代
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
「Reliance」の文字が入るこちらは50年代に見られるタグ。ちなみに「Reliance」とは信頼という意味です。
50年代
出典先サイト→「JACK CLOTHING SUUPPLY」様
60年代にも見られる白のひし形タグ後期モデル。50年代から60年代の間でどのタイミングで切り替わるかは不明ですが50年代の物は®(レジスター)マークが入りません。
60年代
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
この年代から®(レジスター)マークやTMマークが入ります。
他には「®マーク」が入り、「WESTERN STYLE」と入るウエスタンラインの白タグも60年代です。
70年代
出典先サイト→「archeologie」様
70年代には黒のひし形タグが復活します。しかし表示文が違っており、®マークも付いているので判別は容易です。初期の黒タグと見比べると刺繍の技術も格段に上がっていることがわかりますね。
出典先サイト→「JAM」様
この茶タグ(ベージュ?)も70年代のデザインです。
また、白地に青い四角い枠の中にひし形のデザインのタグ。そのタグには®マーク等は無いですが70年代のタグです。
80年代
出典先サイト→「archeologie」様
かなりシンプルなロゴのみのタグ。
あとがき
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
レプリカブランドが参考にするワークディテールをいくつも生み出したことでヴィンテージ好きはもちろんレプリカ好きにも評価が高いビッグヤンク。元々古着屋さんでも見かけませんが最近のアメカジブームにて更に見かけることが少なくなったのでサイズが合ったら即買いで間違いないと思います。
以上「BIG YANK(ビッグヤンク)のタグで見る年代の見分け方」でした。