HEAD LIGHT(ヘッドライト)のタグで見る年代の見分け方
2016/12/11
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1897年ラーンド・E・アブナーが「Larned Carter&Co(ラーンドカーター)」を設立。同会社がワークウェアを専門的に製造するラインとして1920年代に立ち上げたのが「HEAD LIGHT(ヘッドライト)」です。
登場当初からクオリティの高いワークウェアを製造していましたが、50年代にはワークウェアを完成させたとまで言われるほどデザイン・質共に良く、ヴィンテージ市場でも非常に高値で取引されています。
そんなヘッドライトのタグを見て年代を見分ける方法をまとめました。
HEAD LIGHT(ヘッドライト)のタグで見る年代の見分け方
年代はズレる可能性があります。
30~40年代「日の出タグ」
NO IMAGEです。。。(画像募集中です。)
白地に赤の刺繍タグ。日の出と空に向かって伸びるライトが特徴。また上部には「UNION MADE」下段には「SANFORIZED」と入る。
ボタンも「UNION MADE BY HEAD LIGHT」と入る初期デザイン。
40年代「機関車タグ」
出典先サイト→「Cider」様
これぞヘッドライトなデザインのタグ。汽車から放たれるヘッドライトにブランドネームが載るとてもクールなデザイン。こちらは赤青白とカラーが多いですが、同じデザインで青の単色カラータグもあります。
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
オーバーオール等外側に付くタグ。こちらもヘッドライトを代表するもの。
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
ボタンはシンプルなものになる。画像は青字だが、黒字や緑字も存在します。
他には珍しいですが、ライトを正面から見たような一見太陽のようなマークのデザインタグもあります。
50年代
出典先サイト→「archeologie」様
50年代になると汽車が無くなり、ワークブランドっぽいデザインになります。
出典先サイト→「Pigsty」様
外側に付くタグはデザインは前年代と同じですが、上部にナンバーが入ります。
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
ボタンは同じものを使用しています。
60年代
出典先サイト→「Sunny Side Up」様
60年代に入るとカーハート社に吸収され、タグもトリプルネームになります。同時期に吸収された「FINCK(フィンクス)」のネームも入っています。他のブランドを見てもトリプルネームなんてこの時代にはここだけですね。とても豪華。
そしてこれ以降、このタグからもヘッドライトの文字は消え、時代の波に消えていくこととなります。
現在ではTOYO ENTERPRISE社が実名復刻をしており、そちらの商品には品質表示タグに型番や製造会社等入る為、現行モデルとヴィンテージの区別はそこでつきます。
あとがき
出典先サイト→「Cider」様
当時のワークウェア界でも一際輝いていたヘッドライト。実名復刻も果たし、今現在も人気があることが伺えます。そういう僕もとても好きなブランドの1つです。あのタグデザインがたまらなく恰好良いですね。
以上「HEAD LIGHT(ヘッドライト)のタグで見る年代の見分け方」でした。