モンゴメリーワードのタグで見る年代の見分け方【MONTGOMERY WARD】
2017/05/17
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1872年創業。ミシガン州にて行商人をしていた創設者のアーロン・モンゴメリー・ワードは当時にはなかったメールオーダーの直接販売に可能性を感じ、「MONTGOMERY WARD(モンゴメリーワード)」をシカゴにて立ち上げました。
創業当初は売り上げも芳しくありませんでしたが、田舎では手に入れることのできない商品を買えるという事で20世紀に向け、その売り上げを急激に伸ばしていきます。
そんな中現在も3大ストアブランドと呼ばれる「sears(シアーズ)」の参入により、競争は激しくなり、その勢いに押される形となります。ついには2000年に倒産となりますが、古着市場でも今だに人気は高く、2006年にはオンラインストアのみの復活を遂げます。
1世紀以上の歴史を持つ同ブランドですが、ストアブランドと呼ばれるだけあり、数々の名オリジナルブランドを生み出しています。パワーハウスやパイオニア等がそれに当たります。(パワーハウスの記事は「こちら」。パイオニアも後に作成しますね。追記→作成しました「こちらへ」。)
そんな偉大なる3大ストアブランドの1つ「MONGOMERY WARD」のオリジナルライン「モンゴメリーワード」をタグで見て年代を見分ける方法をまとめました。
モンゴメリーワードのタグで見る年代の見分け方【MONTGOMERY WARD】
年代はズレる可能性があります。
20年代
出典先サイト→「Pigsty」様
ブランドネームの頭文字をとって「M.W」のマークが入るシンプルなタグ。かなり希少です。
30年代
出典先サイト→「Pigsty」様
30年代に見られる文字が緑色のタグ。
黒地に赤の刺繍で同じようなデザインのタグもありますがそちらは同じ年代でも古い物です。
出典先サイト→「Cider」様
ハンティングアイテムに付くタグ。これも黒地に赤刺繍。30~40年代に見られます。
40年代
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
40年代になると黒地に白字で表記されます。刺繍もプリントタイプもどちらもあります。
40~50年代
NO IMAGEです。。。(画像募集中です。)
ブランドネームが筆記体表記のタグは40~50年代のタグです。
スポーツウェア等に付くタグに多く見られます。
50年代
(下の画像の文字色と装飾が金色の刺繍になるのが50年代。)
出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様
40年代までに見られるブランドネームとロゴというシンプルなデザインタグで、50年代に入ると同じデザインで黒地に「金色の字」が刺繍されます。
出典先サイト→「JAM」様
また、こちらはハンティングアイテムに付く50~60年代のタグ。
60~70年代「茶タグ」
出典先サイト→「Six Pac Joe」様
通称「茶タグ」。
同じデザインで青のバージョンなんかもありますがそちらも同じ年代です。
四角タグもあります。画像は刺繍ですが、プリントタイプのものもあります。
ここでは茶タグを60~70年代とさせていただいていますが、70年代のシャツアイテムの特徴としては「こちら」をご覧いただければ更にわかりやすいかなと思います。
80年代~「黒タグ」
出典先サイト→「JAM」様
80年代になると今度は黒が主体の黒タグになります。
他にも黒タグのバリエーションは存在しますが、デザインはほぼ同じです。
あとがき
他との差別化を図ろうとしてなのか、非常にタグの種類が多いので今回その全ては載せきれておりません。。。
ストアブランド系は往々にしてタグの種類があり、そして複雑です。そんな所も魅力的ではあるんですがね。さらに詳細が判明しましたら随時追記していきますね。
以上「モンゴメリーワードのタグで見る年代の見分け方【MONTGOMERY WARD】」でした。