Levi’s(リーバイス)フロントボタン裏の数字刻印の意味

      2017/08/09

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Levi’s(リーバイス)のボタン裏の刻印にはどんな意味があるのか?

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リーバイスのボタン裏にはアルファベットや数字の刻印が入ってる場合がほとんどなんですが、これには一体どういった意味があるのかを解説していきます。

 

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製造工場ごとに割り当てられる刻印だった

刻印は製造工場や地域を判別するために入れられているのが現在一番有力な説でして、USAプロダクトを中心とした製品に刻印されます。(もちろん他国生産のアイテムにも付きます)

 

どの刻印かで大雑把な年代がわかる

1950年代頃から刻印されるようになったといわれています。

非常に大雑把ですが大体の年代がわかります。

また、僕が把握している刻印の種類も合わせて載せていきます。(もちろん他にも種類が存在するかもしれませんのでご了承ください)

 

50~70年代

2016-08-30_16h07_56出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様

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1つのアルファベット、もしくは1桁の数字が刻印される。

「A」「D」「E」「F」「J」「K」「L」「O」「S」「W」

「2」「4」「5」「6」「8」「16(例外)」

「16」刻印については後述します。

この中でもアルファベットと「2」刻印はとても希少で、市場でもこの刻印があるモデルは高額で取引されています。

 

60~80年代

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2桁の数字。

「10」「12」「14」「16」「17」「20」

 

80~2000年初期

2016-08-30_15h52_16出典先サイト→「Boundary243」様

3桁の数字。

アメリカの製造工場は2003年に一旦すべて閉鎖します。

「273(ポ-ランド)」「501」「513」「515」「522」「524」「527」「529」「532」「544」「552」「553」「558」「575」「624」「650」「653」

 

2000年以降

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現行モデルには4桁の数字だったり「J22」のようにアルファベットと数字どちらも入る刻印。

 

数ある中でも有名な数字刻印

「555」刻印

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96年から工場閉鎖の2003年まで稼働していたリーバイス好きにも人気のある「バレンシア工場」で作られた証の555刻印。

96年当時には既になかった「赤耳モデル」や「XX(ダブルエックス)」等の、完成度の高い復刻モデルを製造していた工場として人気があります。工場閉鎖後さらに希少価値が上がり、現在もバレンシア工場モデルは高額で取引されています。

また、現在はLVC(リーバイスヴィンテージクロージング)の復刻ラインを製造するため、工場自体が復活しています。

 

「16」刻印

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2桁刻印ですが、50年代初期~70年代中期頃まで稼働していた工場で、この刻印があるものは「16ボタン」モデルと言われています。数ある中でもとても長い期間稼働していた工場です。

16ボタンモデルには通常のラインには見られない変わったモデルが多く、通常は使われていない生地だったり、ディテールだったり等「555」刻印と並び、人気のある刻印になります。

 

「524」刻印

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テキサス州のエルパソ工場製に付く刻印で 「66」モデルに付く1桁時代の「6」刻印モデルを製造していた工場としても有名です。(旧6工場とも呼ばれています)

 

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あとがき

2016-09-16_23h32_43出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様

資料も出てきていますので工場の管理番号というのが現在一番濃厚な説ですが、今だに完全に判明しているわけではないのが刻印裏の番号の現状です。

ですが、特徴的なモデルだったり、今は作られていない完成度の高い復刻モデルに付く番号は一致しているので工場の管理番号として捉えていいと思います。

現在どの番号がどこの工場で製造されていたかというのが一部分しか判明していないので、新しく判明したらこちらに追記させていただきます。

また、リーバイスといえば501モデルですが、その年代の見分け方をまとめましたのでこちらもご覧ください。↓

 

以上「Levi’s(リーバイス)フロントボタン裏の数字刻印の意味」でした。

 


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