Levi’s(リーバイス)70505モデルの年代ごとの特徴を見分ける

   

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今回はLevi’s(リーバイス)LOT「70505」の年代ごとの特徴を見分ける方法です。

まず70505の説明をすると世間一般にGジャンと言われる種類の1つで別名は「トラッカージャケット」とも言われています。

そもそもリーバイスが生み出したGジャンには年代ごとにいくつか種類があり、その初めは1920年代に現在も親しまれているGジャンの初期型「1st(ファースト)」と言われるLOT「506」と言われています。(厳密には1800年代末期には存在していたようですがそれはまた次の機会に。)

1st(ファースト)モデルの歴史は長く50年頃まで続きます。その後少し形を変え、50年代には「2nd(セカンド)」と呼ばれる「507」モデルが誕生します。ちなみにサードとフォースはトラッカージャケットと呼ばれていますが、ファーストとセカンドはフロントのデザインから「プリーテッドジャケット」と呼ばれています。

60年代前半にいよいよトラッカージャケットと呼ばれる「3rd(サード)」と呼ばれる「557」モデルへと大きく形を変え、そして遂に60年代後半に最終モデルである「4th(フォース)」と呼ばれる「70505」モデルへとその形を完成させます。

今回紹介するのはこの中のトラッカージャケットの完成系である「4th(フォース)」モデルの年代毎の特徴となっております。

 

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4th(フォース)モデルのLOT「70505」年代判別

年代はズレる可能性が有ります。

66年「557-70505」or「70505」大パッチモデル

パッチ

出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様

サードの557とフォースの70505のロットナンバーが同居する移行モデルです。

70505のみのプリントパッチも存在しますがどちらも年代は同じです。

特徴はうなじ辺りに付くパッチがとても大きいため、通称「大パッチ」と呼ばれています。

 

フロントボタン裏

出典先サイト→長野県松本市 古着屋「panagorias」様

また、このモデルのボタン裏は1文字の英文字刻印であることが多いです。

 

ポケット入り口のデザイン

出典先サイト→「Six Pac Joe」様

この時代までの特徴としてフロントポケットをめくると入り口の両サイドに補強のためのバータック(カンヌキ)が入ります。この時代は糸の色がイエローかオレンジです。

また入り口は2本のステッチで縫われます。

 

 

66-67年「70505」小パッチモデル

パッチ

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

パッチが横長の小さいデザインになります。通称「小パッチ」モデル

 

フロントボタン裏

英文字1桁が「数字3桁」刻印に変わります。

 

ポケット入り口のデザイン

フロントポケットは変わらずオレンジかイエローステッチで入り口はステッチ2本です。

 

タブ

BIG “E”表記は変わらず。

 

デザイン

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

そしてこの時代までは形がサードモデルにそっくりです。

サードモデルの特徴は「着丈が短く身幅がやや太め」です。このサイズ感をこの時代まで引き継いでいます。

 

 

67-68年「70505」BIG “E”モデル

パッチやボタン裏、タブは前時代と変わりません。

ポケット入り口のデザイン

出典先サイト→「Six Pac Joe」様

この時代はフロントポケットの入り口の糸の色がネイビーかブルーに変わります。

また2本だったステッチが1本になります。

 

デザイン

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

この時代に70505の形は完成します。「着丈が長くなり身幅が細く」なります。若干もっさりしていたのがシュッとするようなイメージです。

 

 

68-71年「70505」最終BIG “E”ケアタグ付き

パッチ

出典先サイト→「Six Pac Joe」様

うなじ周辺に付くパッチの下に白いケアタグが付きます。

ケアタグ(洗濯方法等)には「HOT WASH NORMAL CYCLE-COLOR WILL BLEED-WASH AND TUMBLE ALONE. SHRINKS APPROX.3%」と表記されます。

ちなみに意味は洗濯機の設定を通常、高温にしてね。色移りするので洗濯、脱水共に分けて洗ってね。洗濯すると3%縮むよ。となります。

 

その他のデザインは前時代と変わりありません。

また、このモデルが「BIG “E”」最終モデルとなります。

 

 

72年~「70505」small “e”モデル

タブ

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

今までBIG “E”表記であったのが「small “e”」に変わります。

 

パッチ

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

スモール”e”に変わった当初の初期モデルはBIG “E”最終時代に付いた白いケアタグが付く物があります。

以降はケアタグも無くなります。

 

 

~備考~

タブ

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

参考にならないんですが、タブのLevi’sの「V」が左右対称Vか左右非対称Vどちらも確認されていまして古い物には左右対称Vが付きやすいのですが、フォースのBIG “E”時代にはどの時代にもどちらも見られるので今回の年代判別には利用はできません。

単純に左右対称Vだと嬉しいですねって話です。(それだけ)

 

品番

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

「70505-0217」はデニム地のみですが「70505-0317」はブランケットライナー付きです。

 

 

あとがき

出典先サイト→「Sunny Side Up」様

先ほど記事中で完成した!みたいに書いていましたけど、どのモデルにもそれぞれ良さがあり完成されているモデルと言えます。

今回はフォースモデルの年代判別でしたが今後ファーストからサードまでそれぞれ書いていこうと思います。

ちなみにリーバイスのその他の年代判別などはこちらまでどうぞ

リーバイス記事のまとめ

以上「Levi’s(リーバイス)70505モデルの年代ごとの特徴を見分ける」でした。

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